やおよろ~!超かぐや姫は本当に良い作品だったので、少し、いやめっちゃ語らせてください!!お願いします!
私は、2/1の夜にじっくりと見させていただいたのですが、もう1/22に見ておけばよかったと後悔しています。1秒でも早くこの映画に出会えばよかった。
最初に
この「最初に」のセクションは、まだ超かぐや姫!を見ていない人向けです。
もし、まだ見てないなら一度この画面を閉じて、Netflixを起動してください。ないなら契約してきてください。無理にとは言いませんが、十分おつりがくると思います。
...でも、急に言っても、は?って感じだと思うので超かぐや姫!の素晴らしいところを先に伝えます。
1.最高の作画
とにかく、作画が素晴らしいです。一部だけでしょ?っていうわけじゃなくて、ずっとこれで突っ走ってくれます。安心して、見届けてあげてください。
2.感動のストーリー
ストーリーがすごく良いです。きっと最後は、そういうことだったのか...と衝撃を受けます。あなたのために、ハンカチも用意しておきますね。
3.魅力的なキャラ達
全てのキャラが魅力的すぎます。終始いやな奴...って感じのキャラは一切いません。みんな好きになれます。属性もありまくり、あなたの推しキャラもきっと見つかるはず。
これで、少しは見たくなりましたか?
なら、こんなよくわからない文章なんか読まずに超かぐや姫!見てきてください!
あ、でもまだ見ていないなら、先にいくつかの曲を歌詞までよく聞いてきてほしいです。見終わった後の感動を少し増やすスパイスです。
「Ex-Otogibanashi」 「Remember」 「ワールドイズマイン CPK! Remix」
とかがおすすめです。
余裕があれば、「星降る海」や「Reply」、「メルト CPK! Remix」あたりも。
そして、全部見終わって、うわ...超よかったって感じになって、だれかにその感動を共感してほしいって思ったら、ぜひここに戻ってきてください。
そういう人向けに書こうと思います。
以下より本編のネタバレを多く含みます!!
ここからが実質本編です。そこの感動をどこにぶつければわからない人、一緒に超かぐや姫!の素晴らしさを語りましょう!
どちらかというと、私が感想を書きまくる感じにはなると思いますが、きっと共感してくれると信じています。
事前に行っておきますが、私は特段ボカロやアニメ、映画に精通しているわけでもないです。考察力がめちゃくちゃ高いだとか、教養があって新解釈を提供できるわけでもないです。あくまで、一般通行人が超かぐや姫!に超感動!したから語らせろ!って感じです。すこしでも超かぐや姫!を思い出して楽しんでくれたら幸いです。
作画が良すぎる...
まず、何よりも作品を支えるのは作画だと思います。普通に2時間22分も、映画でこの作画が動き続けるのやばいと思うんですが???事前予告とか見た人だと、さすがにこれはいい作画部分を引っ張ってきたところだろうとかで、そこまで期待を寄せていない人がほとんどだと思うんですが、映画が進むにつれその思いは裏切られますね。ずっと神作画で走り抜けてくれて、一度も、一瞬も作画が...とは思いませんでした。いや、作画が...(良すぎる)とはずっと思っていました。
最高のアクションシーン
アクションシーンとか完璧なまでに構図や動きが作りこまれていて素晴らしすぎます。躍動感と3Dの質感が素晴らしいですよね。

戦闘は、どれもKASSENかツクヨミでの内容が占めていましたが、動きが本当に見やすい。今、この人物が何をしているのか、だれと対峙しているのかのすべてが一目でわかる構図と人物の描写でした。SENGOKUのルール説明も簡潔でパッとわかるうえに、その背景で流れる戦闘もめちゃくちゃ見やすいんですよね。
VR世界だからこそのめちゃくちゃな身体能力から出るハイスピードで爽快なアクションシーンを、これでもかと舐めまわすようなカメラアングルで映し出して立体的なシーンが描かれていました。この作品はバトル主体というわけでもないのに、ここまでハイクオリティなバトルシーンは本当に感動できるものです。
感動のライブシーン
ライブシーンに関しても、めちゃくちゃ美しいんです。奥行きがめちゃくちゃあるんですよね。本当に2D画面でやっているのかと疑うレベルで、3Dメガネをいつの間にかけさせられていたのかもしれません。

特に私が好きなのは「星降る海」のライブシーン。この魚の群れは本当に美しいと最初に見たときは思いました。魚一匹一匹がしっかりと描画されていて、ライブステージ何だなと感じました。でも2週目の今はまた少し別の感情がこみ上げてきます。いと儚し...*1
構図も素晴らしいです。一度アップで見せた後、引いて全体を見せて、上の画像のような魚の群れを映し出すとか、オマージュを織り交ぜたりだとか、ライブ感をめちゃくちゃ出しつつ、キャラを引き立てながら、演出を魅せているんですよね。
Netflix「超かぐや姫!」より
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) February 1, 2026
「ワールドイズマイン」ライブシーン公開
オリジナルMVのポーズや背景オマージュもhttps://t.co/quMYxoszZA#超かぐや姫 pic.twitter.com/KiZCLlHpOi
そして、作画がいいですよね。キャラが完璧にライブステージに入り込んでいて、美しいです。本当に彩葉たちが楽しそうで見ている方が幸せになってきます。ですが、2週目だとやっぱり別の感情がこみ上げてきます。このヤッチョが~~...*2

どのライブシーンも、本当に3Dの、仮想空間で、ライブしてるんだっていう感じがすごいですよね。音源もただ曲を流すんじゃなくて、笑い声が入っていたり、ライブ感がすごく楽しかったです。
日常感あふれる物語
それと、結構日常系っぽいギャグ的な演出が多かったですね。アメリカンクラッカー風の涙とか、ドアップの顔とか、突然溶けたり震えだす美少女たち...

でもそのどれもがアクションシーンやライブシーンと自然に調和?というか切り替わっていって、違和感がなく見れるんですよね。何より、キャラの魅力を最大限引き立てていますよね。
サブカルリスペクト
この映画は結構サブカル的な要素が多いですよね。ボカロだとかVRChatだとか、でもそのどれもをしっかりとリスペクトして作っているからすごい。
まずツクヨミの、VR世界としての解像度が高すぎると思うんですよね。KASSENの時の炎とか、かがり火から少しポリゴンがはみ出てるのとかがいいですよね。それに、少しだけ未来の話っていうだけあって味もまだないとか、現実味がなさすぎないのがいいです。あと、友達で集まってああいう家で話を咲かせる様子とか、VR世界らしすぎると思うんですよね。ボカロにおいても、選曲がめちゃくちゃいいですし、ライブシーンでMV再現をしたり...リスペクトっていうより、もうそのサブカルの人々が作ってる感じといったほうがいいんでしょうか。
描き方の使い分け
この映画、現実とツクヨミでだいぶ作画が違うんですよね。要するに、現実はアニメ調の、2Dらしいかわいらしい雰囲気の作画。ツクヨミ内部では、3Dのダイナミックな、CGらしい作画になっていました。どちらの作画ももちろん良いんですが、この描き分け方がすごいですよね。アニメ調の2Dの作画からしか得られない栄養もありますし、3DのCGからしか得られない迫力とリアルさがあります。どちらの作画も魅力的で、そのどちらもを同時に実現させるこの超かぐや姫!のすばらしさを改めて実感させられます。
作画に関しては、全体を通して本当に制作陣の「みんなの好きな作画くらいわかってるっつーの!」って感じがすごいです。絵がかわいくて、見やすくて、美しいんですよね。
大号泣不可避の物語
次に、同じくらい話の流れがめちゃくちゃにうまいと感じました。全体的にわかりやすいし、感動的なので号泣を避ける手段がありません。
見てくださった方ならわかると思うんですが、さすがにヤチヨがかぐやだとは思いませんでしたよね?ヤッチョが、父の作ったAIとかなのかな~とかいう妄想はしましたが、さすがにヤチヨ=かぐやは思いつきませんでした。
再会
かぐやはやはりかぐや姫で、月からお迎えが来て彩葉とはお別れになってしまいました。ですが、それで彩葉は終われるはずもなく、曲を完成させかぐやに届けます。しかし、かぐやは帰ってこない...しかし、あることに気づきヤチヨこそがかぐやであったことについにたどり着き、彩葉はFUSHIに導かれ、ヤチヨに会いに行きます。
そこでヤチヨ...かぐやが語ったのは、曲を聞いて、そっこーで仕事を終わらして地球に帰ろうとしたけど、地球の時間では大遅刻。過去に戻ろうとしたら戻りすぎちゃって、8000年も前の地球にたどり着いてしまった。
キラキラのかぐや姫は、もうおばあちゃんです
この言葉に、いったいどれほどの喜びと悲しみが詰まっているんでしょうかね。彩葉にとっては数日の別れだったかもしれませんが、かぐや...ヤチヨからしたら幾千の時を超えた再会ですから、そこに少なからずギャップはあったはずです。
でも、彩葉はそんなギャップを乗り越えようとします。
「8千年...あったこと全部聞かせてよ。私、寝ないから」
人間に耐えられるかわからない八千年のヤチヨの記憶も、すべて彩葉は耐えきり、二人はお互いを完全に受け入れたわけですね。ヤチヨの記憶の節々で、明らかに友人を思わしき人々、そしてその一人一人に彩葉の話をしていたのだと感じました。
「会いたい者がいるのだろう?」
そして、その一人一人がヤチヨを形作っていったのでしょう。
「ムカつくからさ、つらくても笑うんだよ」
「君の活躍する時代を俺も見てみたかった」
「私には、ここなの」
「極上のワインは時間がたつほど深まる。悪いことばかりじゃないさ」
彼女にとって、極上のワインとは彩葉と過ごしたあの日々。時間がたつほどうすれるかもしれないけど、深まっていく...悪いことばかりじゃないさというのはそういう意味なんじゃないでしょうか?
「なんで今まで気づかなかったんだろ...」
かぐやが、ヤチヨになった瞬間。そして、彩葉がそのすべてを知った瞬間。彩葉は
「なぜヤチヨはずっと笑っている」
の答えを手にしたわけです。ヤチヨは、さっき久しぶりに本当にうれしそうだったんだ。幾千の時を超えて、ついに彩葉と巡り逢えたことがうれしくて。その日々が忘れられなくて。
そのすべての、ヤチヨの記憶を耐え抜いた彩葉と、彩葉のいない八千年を耐え抜いた二人はお互いに抱きしめあう...かぐやのおかげで成長した彩葉はこういいます。
「かぐやがいなくたって、十分ハッピーエンド。お話は、もう...終わり」
大丈夫ですか?思い出した感動で記事が読めてなかったり?ハンカチいります?
いや、私のほうが今、ハンカチが必要ですね...
ハッピーエンド
かぐやと再会を果たした彩葉、そこで終わりじゃない。ヤチヨと交わした約束、パンケーキを食べる。これこそが、彩葉にとってのハッピーエンド。
「私、やりたいことができた。本当のハッピーエンドまで付き合ってよね」
もともとヤチヨは、彩葉と再会することが目的で、会えたらそれでいいって。かぐやの面倒を見て、月まで見届けて、それでグットエンドで終わりだって。でも、やっぱりそれじゃあ終われないですね。ふわふわの、あま~いパンケーキがヤチヨは食べたいんです。彩葉は自らのやること、ヤチヨの肉体を作ってあげて、一緒にパンケーキを食べるというエンドを追いかけ、ひたすら、10年間努力し続ける。
きっと最後には、かぐやのあの笑顔をもう一度見れたんじゃないでしょうか。書いている今でも、涙が止まらないハッピーエンドです...
幾度となく張り巡らされた伏線
最初に聞いたRememberと、彩葉が作曲している曲のメロディが一致したという部分、彩葉の父が何か関係しているかな~という話はここから妄想していたのですが、まさか完成した曲のメロディをかぐやが8000年も覚えて、それを彩葉に伝えるために入れていたとは...
それを知ったときの、「あれはもう届いたから、お役目完了~」というセリフの重みがあまりにも違いすぎます。これも伏線だったというのがすごいですね。
他にも、なぜか彩葉の名前を知っているヤチヨとか、節々にこの真実に辿り着くための伏線が貼られていたように思えます。
2週目必見
この物語、最後の真実にたどり着くとやっぱり感動しますよね。8000年はさ。
そして、だからこそ一度見切った後に、あれってそういうことだったのか???って思う箇所が多々あったと思うんです。例えば、ヤチヨがやけにかぐややいろはに近い?というか、ハグしたりですね。すると、それを確認したくて、自然と2週目をしてしまうんですよね~
自分も、見た半日後には2週目に入っていました笑。誘導がすごいですね。
それで、2週目を見たらもっと泣くんですよね。ヤチヨ=かぐやの事実が強すぎて、気づいたら情緒がすごいことになるシーンが多すぎます。
例えば、ワールドイズマインのライブ前のMCで、ヤチヨの
「この瞬間を、忘れられない思い出にしたいから。どうか、一緒に踊ってくれる?」
というセリフ。一週目では、ファンのみんなに向けた言葉だと思いました。というか、そう思わざるを得ないですね。でも、歌うとかならまだしも踊る...?とは思っていたんですよね。でも、ヤチヨ=かぐやの方程式によればこれは、
「やっとあなたと出会えたこの瞬間を、忘れられない思い出にしたいから。」
「どうか、8000年ぶりに、一緒に踊ってくれる?」
という意味に解釈できるわけですよね。本当にすごいミスリードです。
物語のメッセージ性
この映画は、なかなかいい具合にメッセージ性を含んでいたと感じました。とはいっても、そこまでそういう部分を読み解く力がないのでいろいろな記事とかを読んで集めた考察とかを共有するみたいな形になると思います。だいぶ浅いですが、ぜひコメントなどであなたの考察なども共有してくれると嬉しいです。
成長の物語
この物語で一番の芯であったのは、成長ということだったと思います。かぐやの成長速度には驚かされましたよね。ゲーミング電柱から生み出でて早や三日、かぐや姫はすくすくと育ち、気づけば美少女になっていました~...と、いうだけでなくそのあとも、料理がめちゃくちゃうまくなったり、プログラミングをしだしたりと、とにかくいろいろなことに手を出して吸収していきました。
そして何より、内面の成長がよく描かれていたと思います。
はじめのほうは自由で彩葉を振り回しまくっていたかぐや。しかし、彩葉と過ごしていくうちにいろいろなことを学び、内面から変わってきました。彩葉が熱を出して倒れたときのあのかぐやの心配する姿や、いろはに一緒に帝とコラボで戦おうよ~といつも通り甘えようとしつつも、でも彩葉に無理させたくない、そんな気持ちで葛藤している姿とか、とてもうまく描かれていて感動しました。
最初は彩葉に甘えてばかりだったかぐやも、最後には「なに、大人じゃん...」というぐらいにまで成長していましたね...
それに対して、彩葉も成長をしました。しかし、大人っぽいことを言うようになったというより甘えられるようになったのだと思います。
かぐやに甘えられてばかり、というか人生を通じて誰かにお願いされたら断れない性格だった彩葉。何度もあざとすぎるかぐやに無理を通される彩葉はまさにちょろは。ですが、そんな彩葉もかぐやと接するうちに少しずつ変わっていきました。初め、多くの葛藤を抱えて、そのすべてを自らだけでどうにかしようとする彩葉。友達であるろかとまみも、気づいたら消えちゃいそうといっていたように、彼女も限界だったのでしょう。でも、それを抱えて彩葉は一人で頑張っていました。でもかぐやの自由奔放なところ、すぐに周りを巻き込むところ、そういうところに彩葉は惹かれ、明るくなっていきました。自らの意思で、進むようになっていった...
特に、「あそぼ~?」とかぐやにめちゃくちゃ甘えた声で花火大会に誘っている彩葉は印象的でした。かわいい....!!!そして花火大会でも、彩葉はやっぱりかぐやにはかえってほしくないという気持ちを出します。それに対して、かぐやは「最後の日までめちゃくちゃ楽しく過ごしました!これが私のエンディング!」といっていました。でも、明らかにかぐやも帰りたくはなかったでしょう。やはり、最初のかぐやが甘えて彩葉がしょうがないじゃん、という構図と完全に対比として描かれていて、二人の成長ぶりがよくうかがえるワンシーンだと思いました。
「もうおうちに帰らなくちゃ、帰れなくなっちゃう。」
というセリフも、「そんな顔されたら、本当に帰れなくなっちゃう。なんとかして自分を説得したのに」という風にも取れて情緒を完全に破壊されます。
踏み出した一歩
そしてかぐやが月に帰ってしまった後、2日ほど彩葉は完全に動く気力をなくしています。しかしさすがは超人彩葉、何とか持ち直して元の生活に戻り、これからも頑張っていくのでした。
「これが彩葉とかぐやの物語。私、かぐやとの思い出を胸に前に進むよ!」
めでたしめでたし...ってなるわけないだろ!!!!
あほ面のかぐやとネットフリックス風の演出でだましに来たときは笑いそうになりましたが、ここからが本番でした。
「そんな風に終われるわけ...ないっしょ!」
そこからの勢いはすごく、車より早く駆け抜け、先生にもうちょい迷いますと伝え、音楽づくりに没頭する彩葉。自分からバイトを休む連絡も入れ、母にも自分のしたいことを伝えることができました。母はこれを承諾、このしがらみもあと一歩踏み出すだけの話だったんですね。
そして曲を完成させた彩葉は、かぐやの大切なブレスレットを持ち、完成させた歌をかぐやに届けました...ハッピーエンドなんていらないといっていた彩葉が、普通のエンディングでいいといっていた彩葉が、最後には自分で物語を書きかえに行く...なんとも感動的ではありませんか???
彩葉がかぐやと出会い、成長して、自らハッピーエンドを描きに行ったという成長の物語はとても美しいと思います。
何かを作り変えるということ
この物語は、全体的にオマージュというか、アレンジというか、リメイク的な色が強かったと思います。一番わかりやすいのは、かぐや姫ですね。まさしくその通りで、かぐや姫が月に帰ってしまう、それを止めようとする物語であったのは間違いないと思います。ですが、そこになぜかぐや姫は誰とも結婚しなかったのか、なぜ地球に来たのか、そのすべてのアンサーに答えて、現代風にアレンジした最高の作品でした。
他にもいろいろとおとぎ話に関している点はおおくあります。KASSENとか、完全に桃太郎意識ですし、かぐや姫がかぐやならヤチヨは乙姫モチーフになっています。海がモチーフであったり、8000年というときの時間のずれからだったり、浦島太郎の乙姫に通じるところが多いと思います。
そして、玉水物語にも通ずるところがありますね。高貴な姫君(かぐや)に恋をした狐(いろは)が、美しい少女に化けて姫に仕え、やがて別れを迎える...まさしく、その通りです。本当に、細かいところまで作りこまれていますね。
そして、このオマージュという話は何もおとぎ話にとどまりません。公開前にも話題になっていたように(私は全然知りませんでしたが...)、公式Youtubeでは様々なボカロ黎明期の神曲をカバーしています。作中でもワールドイズマインをヤチヨたちが踊っており、まさしく懐かしい歌を令和に作り替えていますね。
そして、物語的にもかなり既視感があるものが多いと思います。10年後に科学者になって蘇らせる、というのはドラえもん最終回都市伝説として広がったものにそっくりですし、ギャグシーンもどこかの日常アニメで見たことがあるような既視感のあるものが随所随所で組み込まれています。しかしそのどれもが完璧に構成され、今までにない物語を作っていると思います。
古くからある物語を令和で作り変える、懐かしい平成からの歌を令和で作り変える、よくある話を組み合わせて新しい物語を作る、そうやって何かを作り変えていくことが、この作品を作るときの理念としてあったのではないかなと思います。
見やすすぎる映画
この映画、やっぱり最後まで見たら多幸感がすごくなかったですか?すごい、納得のいくオチでしたし、しっかりと伏線も回収してくれました。
正直見てるときは...
映画鑑賞中は、実は全体的に窮屈な印象がありました。話の流れが速いというか、ちょっと端折っている点が多々あるように思えたんですよね。
KASSENでレーンの取り合い、とかしていたら急にレーンを取りきって次のやぐらを取りに...とか、すごい急に入れ替わる感じがあったんですよね。ほかにも、日常シーンではさっと引っ越していったり、特に説明もなくいろはがツクヨミを移動していって、ライブに行ったり、あまり詳しく説明されないまま真実が明かされていったり...気づいたら城が吹っ飛んでませんでしたか?笑
でも、大切なシーンに関してはしっかりとスローダウンしているし、何よりどのシーンもストレスなく流れていくんですよね。何より、見終わった後にストーリーがどれも印象に残っているのは、窮屈だったんじゃなくてめちゃくちゃちょうどよかったのかな、と思います。ちょうど、私たちが想像して補完できるくらいの話を載せて最大限詰め込んでくれたって雰囲気を感じ取りました。
要するに、話の組み立てがめちゃくちゃうまくて緩急のつけ方がうまいんですかね?普段はハイテンポで、感動のシーンや熱いシーンでは少し物語を止める。最後まで見切ったら、最終的には全部のストーリーが印象的で、結果的にはわからないシーンなんてなかったって気づけました。まあでも、もう少し補足が欲しいところとかはたくさんあります。小説版とかで補足して~...おねがい~
わかりやすい、けどわからないミスリード
そして何より、2週目する人にやさしいですよね。2週目したらわかる、みたいな話は結構映画ではよくある話な気がしますが、特にこの映画ではすぐにその意味が分かるように作られていた気がします。他のだとちょっと考察しないとわからないとか、そういうのが多い気がするんですよね。
でも、この映画は2週目した時点で、あまり深く考察していなくても、うわっ、となるシーンがめちゃくちゃちりばめられているんですよね。すっと、意味が理解できるのが素晴らしいと思います。このシーンとか、1週目ではそもそもこの形の意味を知らないですしね。でも、2週目で気づいたときはこの映画の素晴らしさに感銘を受けるほかないです。

はじめに見たときは確かに騙されて、でももう一度見たら絶対にわかるくらいのミスリード。ここまで完璧にできている映画は、とりあえず私は知らないです。今後いろんな映画の見本というか、時代を変えるまである気がしています。
まあ要するに、ヤッチョが幸せそうでよかった...
魅力的すぎるキャラ達
超かぐや姫!に登場するキャラって、すべてが魅力的じゃないですか?明確な悪役、みたいなのがない気がします。
周りの人たち
彩葉の母とか、ちょっと厳しめなところがありつつも結局は彩葉を愛しているんだ、っていう感じがあってめちゃくちゃ好きです。根は絶対いい人。父が死んで、そのまま女手一つで子育てなんてそりゃあ大変です。彩葉が言っていたあの人も同じくらいしているから、というセリフからわかるようにおそらくこの人は一人で二人の子供を支えるだけ稼ぎながら子育てもしていたのではないでしょうか。
— 『超かぐや姫!』公式@Netflix映画 (@Cho_KaguyaHime) January 19, 2026
帝も、初登場時にはいろはと同じようにうげっ、ってなりましたが最後には最高だぜお兄ちゃん!!って感じです。こいつに関しては本当に終始いい兄でしたよね。母が少しきつくなってからでも、ずっと兄として見守ってくれたお兄ちゃん。ツクヨミで再会した後も彩葉のことを気にかけていたり、マジでかっこよすぎるよ帝...
特に個人的に好きなのは、かぐやを迎えに来た使者と戦うときに出てきたCHEAT DETECTIONの演出。ようするに、困っている妹のために、プロゲーマーとして最も信用がなくなりかねないチートを使ってまでも助けようとしていたわけですよ。もうなんか...お前かっこよすぎるわって感じです。
あと、乃依もいいですよね。あのアバターからあの声が出てきたときはいいね~ってなりました。乃依と雷が兄弟、という設定もあるらしいですが全然気づきませんでした笑
それから芦花と真実、こいつら普通に器が広すぎると思うんですよね。いきなり現れたかぐやもすぐ受け入れていますし、「彩葉が生きてればいいから」とか、めっちゃいいセリフですよね。
3人の主人公
でもやっぱり、私が好きなのは彩葉とかぐや、ヤチヨの3人です。どれも主人公って感じでめっちゃいいです。ヒロインとも取れますよね。
彩葉は、超優秀で確かに超人なんですが、自分一人でどこか抱えこんでしまう。かぐやは自由奔放で、めちゃくちゃで、全然かぐや姫って感じじゃない。ヤチヨは、面白くて、朗らかでフレンドリーな性格。でも、どこか悲しい感じがあります。
どれも、めちゃくちゃキャラが立っていて素晴らしかったと思います。
キャパオーバー🦊#超かぐや姫 pic.twitter.com/fPFCxDrVmr
— 米田タロウ@超かぐや姫!コミカライズ (@kome00717) January 27, 2026
彩葉がすごいっていうのはずっと一貫していて、でも完全に完璧ってわけでもない。抱え込みがちなところは成長するにつれて変わっていく。ヤチヨ推しだった彼女とそれに対抗心を燃やすかぐや、そしてその間に挟まる赤面したいろははめちゃくちゃかわいかったですね。
自由すぎるかぐやは、真面目で頑張り屋で、でも危なっかしいところがある彩葉にどんどん惹かれていましたよね。最初はずっと甘えてばかりだったかぐやが、成長していくのがよく描かれていました。最後には完全に彩葉LOVEでしたよね。ワールドイズマインでヤチヨにくっつかれているところに嫉妬しているシーンとか、特に印象的です。
#ツインテールの日 pic.twitter.com/uX3zrqHFfS
— 『超かぐや姫!』公式@Netflix映画 (@Cho_KaguyaHime) February 2, 2026
最後に、明らかに彩葉とかぐやが大好きすぎるヤチヨ。1週目ではミスリードがすごすぎて、普通に誰にでもフレンドリーなカリスマあふれるアイドルって感じでしたが、2週目ではガラッと印象が変わりますよね。ところどころにいろはに抱き着きたいみたいな心情が漏れ出ているように感じました。
百合最高!
今まであまり百合ジャンルは見てこなかったんですよね。別に嫌いってわけでもなくむしろ好きですが、別に興味もなかったというか。でも、この作品を見て最高だな~...という感想しかありません。
まず、めちゃめちゃにかぐやがかわいいですよね。あざとい、というかもう天性の可愛さって感じで。彩葉も、かぐやにかわいくお願いされたら断れません。でも終始かぐやが彩葉を振り回していたっていうよりも、お互いにいいパートナーだったと感じます。
次に、彩葉もめちゃかわいい。最初に電柱から出てきた赤ちゃんも放っておけないと連れて帰ったり、やさしいシーンが目立ちます。ただ、ツンデレって感じで描かれてたと思います。さっさと連れて帰ってくれ~とか。でも、明らかにかぐやが大好き。求婚コメントがたくさん来たらそれを消しまくり、かぐやを取られないよう、挑戦者をゲームでぼこぼこにしたり...
そして最後に、ヤチヨ。もう言うことがないです。8000年という愛はあまりにも重すぎます。重くて美しいです。
かぐやの叫びを聞いて「いとかわゆし」といっていたセリフも、彩葉の名前を憶えていたのも、どれもこれも愛でしかないです。8000年も前のことを覚えているヤッチョが本当に尊いです。

い・ろ・は
なにそれ?
仲良しのやつ
これとか、さすがに尊すぎますよね。
とても壮大で、美しい、最高の百合でした。
マッチしすぎな音楽
この超かぐや姫!はご存じの通り、いくつかのオリジナル曲とカバー曲があります。しかし、そのどれもが超かぐや姫!にマッチしすぎているんですよね。
音楽は本当にネタが多いうえに、曲もたくさんあるのでここは特に長いパートになります。超かぐや姫!のテーマは音楽でもありますからね。長くはなりますが、ぜひ最後までお付き合いください。
5つのメドレー曲
本予告映像よりも前に投稿された、5つのカバー曲。どれも古くからのボカロ曲で皆さん大歓喜(残念ながら、私はトリノコシティ以外知りませんでした...)。
どれも専用のMVがあって素晴らしいのに、なんとこれらは本編では全く流れませんでした。ですからこれは、古いものを作り変える、に近いニュアンスを持ったただの余興だと思っていましたが...そんな甘いものじゃありませんでした。
この5曲すべてが、超かぐや姫!のネタバレとまで言えるものなんですよ!!!
ロンリーユニバース
最初に投稿されたロンリーユニバース。タイトルからもう、そのまますぎます。彩葉と会えない、一人ぼっちのかぐやを表現しています。
ここら辺の曲はわかりやすく超かぐや姫!の話なので、軽く感想を述べていきます。
もう泣かないで
きっとまた会えるから
きっと、かぐやが8000年かけて彩葉に会いに行く決意を示した曲なんでしょう。
届くかな今もずっと待ってるよ
君の電子信号を
まさしく、ツクヨミを作り彩葉を待っているヤチヨが想像できます。
君の歌口ずさむよ
まだまだ先は長いから
これとかもろヤチヨすぎますよね。
君の歌口ずさむよ → 大切なメロディは私のハートに流れているよ
まだまだ先は長いから → まだ、数千年先まで彩葉には出会えないけど
あの日見た空 景色
今もまだキラキラ輝いているよ
夢の中のアイランド
きっと、あのツクヨミという島で見た夜空、ライブで見た景色、そのすべてがかぐやにとってずっとキラキラと輝く夢だったんでしょうね。
だんだん距離は遠くなる
でも案外今は気にしない
この宇宙で 広い星で
君と出会えたから
距離が遠くなる、というのはおそらく記憶的な意味だと思います。時間的には何千年と立っているので、やはりヤチヨといえどもかぐやとしての記憶が薄れていったのでしょう。しかしそれでも、この宇宙で、広い星で、彩葉と出会ったことは忘れないはずです。
あっという間に 過ぎていく日々
ハッとするシーン 集めてくピース
8000年という時は長いようで、きっとあっという間に過ぎていったのでしょう。その中でいろはとのシーンを忘れないように、集めていった...
もしくは、ついに彩葉と出会ったヤチヨが、そのあっという間に過ぎていく楽しい日々を、もう手放さないように集めていったのかもしれませんね。
と、もう1曲目からもろ超かぐや姫!の曲なんですよね。それもかぐやに再会する前の出来事ですから、まさしく1曲目にふさわしいです。
竹取オーバーナイトセンセーション
これはもう竹取物語が題材なので、そのままマッチしていますね。
兎にも角にも恋に落ちたわけであります
千年先覚めやらん 詠え踊れや恋模様
かぐやが彩葉に恋に落ちて、8000年間待ち続けることを示していますね。
其の侭、運命子午線突破眠れない
此の侭、蓬莱の境界線切って問答無用
月に背を向けた弱竹の我が侭姫君鳴呼愛ししし
運命子午線突破というのは、今生の別れとなりそうだったエンディングを切り開いた彩葉と出会うために8000年待ち続けたヤチヨのいずれも表しているんでしょうかね。
個人的には、子午線っていう言葉から日を超える、夜になってから眠れずにツクヨミでヤチヨのライブを見るいろはを表しているようにも思えます。8000年という運命子午線を突破して、二人は出会ったわけですから。
蓬莱の境界線というものですが、蓬莱というのが理想郷であり幻想、つまりはツクヨミを表しそうです。現実からツクヨミへと渡る鳥居を渡って、二人は邂逅するんじゃないんでしょうか。
我が侭姫君っていう感じですから、かぐやの視点だけで描いたっていうより映画全体を曲にしたって感じのほうが納得いきますね。
率して直に申します
お嫁に一ついかがですです?
なんでしょうかね、かぐやが彩葉に結婚しよ?って言ってたことですかね。
其の侭、天地環状線突破眠れない
此の侭、退屈な自由より騒乱へ徒来
月に背を向けた弱竹の我が侭な私許してねねね
天地環状線突破、つまりは地球と月の間の環状線を突破して、もう出会えない、不可能なはずの二人が出会うためのフレーズかもしれません。
またはさっきと同じように、ツクヨミが月に近いのであれば地球とツクヨミの境界を突破して会いに行く、ライブを見て眠れないみたいな意味合いかもしれません。
8000年間の自由だけど退屈な時よりも、ツクヨミでのめちゃくちゃなカグヤとの時間がヤチヨにとってはきっと楽しかったはずです。
月に背を向けたというのは、ヤチヨのことかもしれませんね。彩葉の曲を聞いて月の仕事を全部終わらして地球に来たことを、そしてもう帰らないことにした我が侭なヤチヨを表している気がします。
もしくは普通に、月から仕事をほっぽりだして逃げてきたかぐやのことかもしれませんね。その方が弱竹の我が侭な私、っていう感じがあるかもしれません。
この竹取オーバーナイトセンセーション、聞けば聞くほど超かぐや姫!を表している気がします。もう、映画を音楽にした結果がこの曲なんじゃないんでしょうか?
トリノコシティ
一番ストレートにさしてきている気がします。まさしく、ヤチヨ。
過去と未来が 交差する地点
行く宛を失った 現在地
アナタはどうして 生きているの?
100文字以内で 答エヨ
過去(かぐや)と未来(ヤチヨ)が交差する地点(ツクヨミのライブ)
そこを目指していたかぐやも、きっと何度も行く宛を失い、生きる意味を自問したはずです。特に、後編で上がっていたMVを見る限り、はじめはかぐやはヤチヨを探していたようであり、ヤチヨがなかなか見つからないかぐやは行く宛を一度失っていそうです。
どうして生きているかなんて、きっとヤチヨにとっては100文字以内で答えられるほど簡単ではないです。
いや、10文字以内でもいいのかもしれません。好きだから、でしょうね。
過去最高速の 夜が明ける
バランス取ることも できないまま
初めてのコラボライブの時の夜だったのかもしれないですね。8000年待ち続けたヤチヨにとって、あのライブはきっと一瞬で、永遠の時間だったと思います。
心のバランスも取れないまま、交差した地点は過ぎていったはずです。
自分だけどこか 取り残された
音の無い世界 造られた世界
傷んだ果実を 捨てるだけなら
2人もいらない 1人で出来るから
自分だけ取り残された世界、つまり彩葉がまだいない世界で、ヤチヨは音が無い造られた世界、最初のツクヨミを完成させたんじゃないんですかね。絶対に彩葉が来てくれると信じて。
傷んだ果実とは、過去の自分の甘い記憶なのかもしれません。それを捨てて、ヤチヨとして彩葉を待つのを一人でやりきろうとしているのかもしれません。
昼と夜が 交差する地点
誰かに会いたくて 会えなくて
ワタシの名前は 何ですか?
10文字以内で 教えて
誰か、つまり彩葉に会いたかったんですよね、かぐやはずっと。ワタシの名前は何か?かぐやなのか、ヤチヨなのか。
昼(現実のかぐや)と夜(ツクヨミのヤチヨ)が交差する地点は、もう遠くないはず。
嘘と本当が 交差する地点
呼吸が止まりそうな 閉塞感
ワタシはどうして 生きているの?
100文字以内で 教えて
嘘と本当が交差する地点、というのはヤチヨの本音であると思います。ヤチヨはタイムパラドックスが起きないよう、本当の自分を隠していろはと接し続ける必要がありました。今すぐに抱き着きたいその衝動を抑えて接していたはずです。でも、目の前にいる在りし日の自分は本音を彩葉にぶつけていました。
嘘(本音を隠し続けるヤチヨ)と本当(本音を隠さないかぐや)が交差する地点で、ヤチヨはうれしくも苦しかったのかもしれませんね。
ヤチヨは彩葉と出会うために幾千の時を超えて、生きてきた。実に美しいですね。
自分だけどこか 取り残された
色のない世界 夢に見た世界
傷んだ果実を 捨てることすら
1人じゃ出来ない 傍にいてほしくて
自分だけどこか取り残された、というのはヤチヨが8000年という時を過ごしていて、彩葉と多少ギャップがあることを感じて取り残されたと感じているのかもしれません。ヤチヨは結局データだけの存在で、この時も色のない世界だったのかもしれません。でも、それでも8000年夢見た世界が今目の前にある。
やっぱり、傷んだ果実を捨てるのは難しいのです。
もしくは、色のない世界というのは彩葉のいない世界という意味かもしれません。彩葉というのは名前からして色を象徴しそうですし、彩葉のいない世界で夢に見た世界が、今目の前にあるというヤチヨの喜びを表しているのではないでしょうか?
きっと、過去と未来が交差する地点までヤチヨは、この曲を口ずさみながら待っていたんじゃないんでしょうか。本当に、二人がまた出会えてよかった...
夢をみる島
ちょっと、この歌詞に関しては考察が難しいと感じます。でも、可能な限り解釈をしてみようと思います。視点としては、ツクヨミを造った後のヤチヨだと思うんですけど...
AIにちょっと助言してもらいつつ、がっつりと考察していきます。
感覚の内側は 散々な雨模様
白い服を濡らしながら
逃げるように帰る
動画のコメント欄の考察班の内容を少し踏襲していきます。
そもそも、仮想空間ツクヨミというのは月の神ツクヨミが元となっています。そしてこのツクヨミという神は滄海原を治めるとも書かれ、海を司るという考え方もできるそう。実際、ツクヨミという空間自体が巨大な海の中に孤独に浮かぶ島で構成されているし、ヤチヨ含めて海モチーフな点も多い。
心の海、といったように海は心の比喩として用いられることが多々あり、ツクヨミという海の中で島はきっと彩葉と別れた孤独なヤチヨそのものを表すのかも。
島がヤチヨというのであれば、きっと感覚の内側というのはツクヨミという世界自体の話。ツクヨミにできた海はヤチヨの心の内側に降り注いだ、散々な雨模様なのかもしれません。
白い服とは、何も染まっていない純粋さと汚れやすい弱さを含み、彩葉という色彩を失った世界で一人、白いままで居続けることの痛々しさの表現なのかもしれません。彩葉というのが名前の通り色を象徴する存在であれば、彼女を失ったヤチヨは白い服そのものですね。ヤチヨが白い髪色であったりするのもこの影響かもしれません。そんな白い服が、雨(悲しみ)に濡れて重くなるのは、思い出が孤独の彼女を重く縛り付けている様子なのかもしれません。
逃げる先とは、彼女とのつながりであったツクヨミであり、帰る先が孤独な島であるというのは孤独の中に閉じこもることでしか安心できないという、切ない矛盾を表すのではないでしょうか。
ああ 部屋の中
ロウソクの妖精は
テーブルの上
香りだけ残した
部屋の中、というのは最後にたどり着いたあの部屋ですかね。ロウソクの下りに関しては、2通りの解釈ができると思います。
1.ロウソクを消して眠りについたという表現
ロウソクがあって、テーブルの上に香りだけが残る...つまり、火は残っていないがそこで確かに燃えていたというのは、間接的に火を消したということを示していそうです。
ロウソクを消すという行為は、昔は眠りにつくことを意味していました。電球という明かりがない世界で、ロウソクが消えた暗闇では寝ることしかできないでしょう。
眠りといえば、ヤチヨはたびたび眠りを必要としているシーンがありました。FUSHIが眠って!眠って!といって、ヤチヨがふわぁ~っと眠りにつく。ロウソク、ひいては意識を消すことで暗闇に逃げるように帰っていったのかもしれません。
暗闇に逃げた後、その中で残っている香りというのは彩葉との温かい記憶なのかもしれません。
2.ロウソク自体が彩葉を暗に示している
かぐやとして、彩葉と過ごした温かい時間こそがロウソクの妖精ということかもしれません。ろうそくの火が消えるように、彩葉との日々が消えてしまったのではないでしょうか。かつてはテーブルの上に二人の会話やぬくもり、そして甘いパンケーキがおかれていた。でも今はロウソクの火は消えてしまい、消えない残り香である記憶が残ってしまったのではないでしょうか。外では散々な雨(悲しみ)が降り、部屋(心)の中では温かかった光が消え、香り(記憶)が漂う...
どちらにしても、香りというのは彩葉との温かかった日々の記憶を表していそうです。
きっと明日の私は
もっと今より自由と
とびらの内側でずっと願ってるよ
きっと明日の私はもっと今より自由というのは、彩葉にもっと近づけると信じているんですかね。もっと自分の気持ちに自由に、タイムパラドックスを防ぐために本音を隠す自分より自由になれているのではないかと、心の内側でずっと願っているのではないでしょうか。
孤独の島の中 あの人と話してる
明日になれば忘れるから
もう気にしなくていいよ
孤独な島の中、当然仮想空間の中のこと。あの人は言うまでもなく彩葉ですね。
明日になれば忘れるというのは...なかなかいい解釈が思いつかないです。ここらへん、ぜひとも解釈を思いついた人はコメントにお願いします。
きっと明日のあなたは
ずっと今より自由と
とびらの外側でそっと願ってるよ
とびらの外側であって、私ではない...これは、FUSHIの話なのではないでしょうか。とびらの外側、つまりツクヨミの外からあなた(ヤチヨ)が彩葉ともっと自由に接することができるよう、そっと願っているのかもしれません。もしかしたら、2番からはFUSHIだったのかもしれませんね。あの人と話しているという三人称視点風な感じなのも、FUSHIからみたヤチヨなのかもしれません。
少し他の曲に比べて考察要素が難しいですね。でもその分、ヤチヨの思いがのせられた歌詞だと思います。
Tell Your World
歌詞を聞いた感じからでは、ヤチヨが彩葉の世界に、ツクヨミという世界を伝えているんじゃないんでしょうか。
形のない気持ち忘れないように
決まりきったレイアウトを消した
ふと口ずさんだフレーズを掴まえて
胸に秘めた言葉乗せ空に解き放つの
形のない気持ち忘れないように...まあ彩葉との思い出を忘れたくなかったのでしょう。決まりきったレイアウトを消した...これはよくわからないのですが、FUSHIという理を少し外れたような存在を通じて、彩葉と出会うために8000年という時を過ごす手段を得たのではないのでしょうか。たけのこの機械の中のデータだけでなく、FUSHIという現実に干渉する手段によって。
ふと口ずさんだフレーズはもう、大切なメロディでしかないですよね。8000年間胸に秘めた言葉を空に解き放つというのは、インターネットという広大な空に彩葉への思いを綴った歌を乗せて届けようとしたことですかね。
君に伝えたいことが
君に届けたいことが
たくさんの点は線になって
遠く彼方へと響く
そりゃあ、伝えたいこと、届けたいことは星の数ほどあったでしょう...8000年よ???
遠く彼方へと、彼女の伝えたいことは歌となって届いたんでしょうね。
真っ白に澄んだ光は君のよう
かざした手の隙間を伝う声が
ふと動いた指先刻むリズムに
ありったけの言葉乗せ空に解き放つの
真っ白に澄んだ光とは、電子情報としてのみヤチヨとつながることができるいろはのことではないでしょうか。そんな光に対して手をかざしても、伝わってくるのは声だけ。
それでも、指先が覚えている大切なメロディに、8000年分のありったけの気持ちを言葉にのせて、ツクヨミの夜空に解き放ったのではないでしょうか。
奏でていた 変わらない日々を疑わずに
朝は誰かがくれるものだと思ってた
一瞬でも信じた音 景色を揺らすの
教えてよ 君だけの世界
奏でていた、変わらない日々を疑わずにというのはかぐやが帰らないという日々を疑わず、そのまま一緒に踊れることを願っていたのではないでしょうか。朝は誰かがくれるものだと思っていたというのは、ツクヨミという仮想空間だけでなく現実で彩葉と触れ合える未来がいつか、自然に来るものだと思っていたのではないでしょうか。実際はそんなことはなく、彩葉が自らの手でつかみに行きましたが。一瞬でも信じた音、大切なメロディが彩葉の景色を揺らし、その朝へと向かえた...みたいな?
うーん、個人的にはヤチヨが彩葉にツクヨミという世界を伝えているという解釈な気がするんですが、タイトルの日本語訳的には「あなたの世界に」という感じのほうが自然ですし、どうなんでしょうか...
ここら辺の考察はうまくまとまりません...だれかあなたなりの解釈や考察、私にTellしてくれませんか?
総評
といった感じで、どの曲ももう超かぐや姫!のための曲みたいな感じですよね。まあたぶん、この曲をベースにして作ったって感じなんでしょうが、にしたってここまでいろいろな曲をまとめて、一つの映画として筋を通しているのが本当に素晴らしいです。
劇伴
さあ、ついに劇伴について触れていきましょう。半分くらいはオリジナル曲で、いくつかカバー曲もあります。でもまあ、どれも完璧に超かぐや姫!の劇伴として流れています。一つずつ、ゆっくりと語らせていただきます。
星降る海
時系列的には、Rememberのほうが先ですが、Replyと一緒に語りたいのでこちらから語ります。これとか、彩葉と出会えたヤチヨの感情がめちゃくちゃ盛り込まれた、神曲ですよね!!!
幾千の時を巡って今
僕ら出会えたの
ほら 見失わないように
手を離さないで
1週目では、普通にきれいなライブシーンだな~って感じでしたが、二週目は...もう感情が爆発します。本当に、幾千の時を超えて出会えたヤチヨのうれしい感情がすべてあふれ出ている最高の曲だと思います。
手を取って踊りましょう
はじまりの合図鳴らせば
唄おうla-la-la-!!
響けla-la-la-!!
暗がりの道も月明かりが照らすの
手を取って踊りましょう、というのはコラボライブを思っての言葉な気がします。3人で踊ったあの記憶を、もう一度という。暗がりの、8000年の彩葉と出会うまでの道のりも、きっと月明かりがいつも照らしてきたのでしょう。そして今も、彩葉のいる道は月明かりが照らしています。えもいですね~。
宙、海の匂い きみに届くかな
距離なんてないのかな
どんな時もきっとどこかで
見守っているからさ
ほら くしゃくしゃになって笑う日を
集めて紡いで 未来へ踏み出す先も
きみと心震わせて叶うさ今 物語を巡ろう
空、海の先にいる彩葉に向けて向けた歌は届いている。もう距離はない、どんな時でもツクヨミで彩葉を見守っている。くしゃくしゃになって笑う日も、未来へ踏み出す先もすべて知っているヤチヨが二人を導く。物語は巡っていくんですね...
この曲、二週目でかなり情緒が破壊される歌詞ですよね。もう明らかに彩葉が好きで好きでたまらない感じが。分身のヤチヨも、3体が彩葉の周りによって来ていますし...
私は、わたしのことが好き
作中でもいくつかある、かぐや視点の曲だと思います。かぐやの気持ちがよく出ている反面...
朝起きて今日は何しよう
好奇心抑えらんない
踊り出すハートは制御不可能【Official MV】私は、わたしの事が好き。(Short ver.) – HoneyWorks / かぐや(cv.夏吉ゆうこ) from 超かぐや姫!
まさしくかぐや、自分のやりたいこと、料理とかダンスとか、好奇心が抑えられないかぐやのことを表しますね。
心拍数上げて生きようよ
退屈奪っていこうよ
ウザいのも沼って
好きになっちゃうよ✩【Official MV】私は、わたしの事が好き。(Short ver.) – HoneyWorks / かぐや(cv.夏吉ゆうこ) from 超かぐや姫!
色も味もない世界からやってきたかぐやにとって、この世界はまさしく夢のような世界。心拍数あげて、退屈をすべて消し飛ばして、地球が大好きなんでしょうね...
誰も止められやしない
歌わずにはいられない【Official MV】私は、わたしの事が好き。(Short ver.) – HoneyWorks / かぐや(cv.夏吉ゆうこ) from 超かぐや姫!
彩葉もかぐやを止めれない...かぐやはこのまま、ヤチヨとのステージまで止まらずにファンを獲得していく...そんな歌詞な気がします。
かぐやの気持ちがよく出ている反面、彩葉の隣にいる本当の自分を見たヤチヨはどう思っていたんでしょうか。苦しかったんでしょうかね。
ワールドイズマイン
ただのカバー曲じゃない、もう超かぐや姫!にマッチしている、むしろそのためにあるみたいな曲です。
世界で一番おひめさま
そういう扱い心得てよね【Official MV】ワールドイズマイン CPK! Remix (かぐや&月見ヤチヨ ver.) – ryo (supercell) / from 超かぐや姫!
世界で一番おひめさま...もうそうです。ヤチヨは、八千代を超えて王子様を待ち続けたおひめさまです。もう、この「よね!」のセリフが心に来ます。ここってめちゃくちゃライブ感があるんですが、それ以上にうれしそう。
その一 いつもと違う髪形に気が付くこと
その二 ちゃんと靴まで見ること
いいね?
その三 わたしの一言には三つの言葉で返事すること【Official MV】ワールドイズマイン CPK! Remix (かぐや&月見ヤチヨ ver.) – ryo (supercell) / from 超かぐや姫!
いつもと違う髪形、靴まで見ること...もう、何もかも変わった私に、気づいてほしいっていう気持ちの表れなのかもしれませんね。
後、その一をかぐやが歌う時に、多分彩葉の方を見ているんですよね。純愛...
別にわがままなんて言ってないんだから
キミに心から思って欲しいの
かわいいって【Official MV】ワールドイズマイン CPK! Remix (かぐや&月見ヤチヨ ver.) – ryo (supercell) / from 超かぐや姫!
わがままなんて言わないから、ただあなたに可愛いって思ってほしい...もう完全にヤチヨじゃないですか。もっとわがまま言っていいと思うんですが!!!
ねぇねぇ
世界一好きになっちゃってもいいよ!【本編ライブシーン】ワールドイズマイン CPK! Remix (かぐや & 月見ヤチヨ ver.) – ryo (supercell) from 超かぐや姫!
普通に、ただのファンサにしか聞こえませんよね。特に1周目では。そりゃあ、ファンサとして、アイドルとして最大限仕事をしているということもあると思うんですが。
でもねぇ...よく考えてみれば、このライブは完全に彩葉に向けたもので、ヤチヨなりに自分の想いを最大限伝えようとしているんじゃないんですか...???
待たせるなんて論外よ
わたしを誰だと思ってるの?
もう何だか あまいものが食べたい!
いますぐによ【Official MV】ワールドイズマイン CPK! Remix (かぐや&月見ヤチヨ ver.) – ryo (supercell) / from 超かぐや姫!
8000年も待たせて、わたしを誰だと思ってるの?と、今すぐに彩葉に自分がかぐやだと伝えたかったんだと思います。
なんだか甘いものが食べたい...そう、あま~いパンケーキが食べたいんですよね。
いますぐに。
初見ではただのファンサに見えるその仕草一つ一つが、もう彩葉への想いが詰まっていてめちゃくちゃいいんですよね。たった一人に向けたライブ...いいですね。
Ex-Otogibanashi
お待たせしました。激重ソングの登場です。
もう、歌詞を聞いただけで胸が苦しくなるんですよね...個人的に一番好きな劇伴です。
感情が爆発しそうなので、ここは長めに感想を垂れ流すこととします。考察なんていらないですよね。
今は昔 誰もが知る物語
かの有名なかぐや姫はこう言った
そんな結末ちっとも望んでないし
運命だからってキミそれで頷くの?【Official MV】Ex-Otogibanashi(Anime ver.) – ryo (supercell) / 月見ヤチヨ(cv.早見沙織) from 超かぐや姫!
かぐや姫は、まさしくかぐやのこと。かぐやはそんな結末を望んでいなくて、だから運命にあらがって進むことにしたんですね。離れてしまった王子様と再会するために。
誰かの書いたお話じゃない
ここにいるキミと私
懐かしいような
初めてのような
そんな歌だ これは【Official MV】Ex-Otogibanashi(Anime ver.) – ryo (supercell) / 月見ヤチヨ(cv.早見沙織) from 超かぐや姫!
誰かの書いたお話じゃない...本当にその通りで、かぐやが描いた物語なんですよね。本編でも最後にかぐやが描いたと思わしき本が出てきましたが...
ここにいるキミ(彩葉)と私(ヤチヨ)
8000年前にもやったステージ、でも初めてのような気がする。そんな歌...
キミと今見てるこの景色
何億回思い出したろう
七色きらめいて
Ex-Otogibanashi【Official MV】Ex-Otogibanashi(Anime ver.) – ryo (supercell) / 月見ヤチヨ(cv.早見沙織) from 超かぐや姫!
かぐやは、きっとこの景色にたどり着くために、これを夢見て8000年生きてきたんでしょう。何億回この景色を思い出したのか...想像もつきません。
色を失っていたヤチヨの前に現れた彩葉。
3人で踊るこのステージはまさしく、8000年ぶりのかつてのおとぎ話。
そうよ私がヒロイン
そのハートを射抜いてあげる【Official MV】Ex-Otogibanashi(Anime ver.) – ryo (supercell) / 月見ヤチヨ(cv.早見沙織) from 超かぐや姫!
まさしくそうですよね、ヤチヨはかぐやと同じくヒロイン。確かに彩葉のハートを射抜いている...
知らないなんて言わせない
名前呼んで 私は誰?
押しも押されぬお姫様【Official MV】Ex-Otogibanashi(Anime ver.) – ryo (supercell) / 月見ヤチヨ(cv.早見沙織) from 超かぐや姫!
知らないなんて言わせない、私は誰でしょう?
...本当にこの歌詞がしみますね。
一度きりの人生
一度きりの今に
ねえ 私達いるんだよ【Official MV】Ex-Otogibanashi(Anime ver.) – ryo (supercell) / 月見ヤチヨ(cv.早見沙織) from 超かぐや姫!
8000年生きたヤチヨにとっても、この瞬間は一度きり。8000年願い続けた景色を今、ヤチヨはいるわけですね...
きっと永遠だった
逢いたいと願うまで
そうよ 私
そんなおとぎ話【Official MV】Ex-Otogibanashi(Anime ver.) – ryo (supercell) / 月見ヤチヨ(cv.早見沙織) from 超かぐや姫!
ヤチヨの想いは永遠ですね。会いたいと願うまで...そんなおとぎ話を描き切った彼女は、本当にうれしそう。
ここからはAnime ver.ではなかった、フルバージョンでの歌詞になります。
八千年分お願いがあるんだ いいかな?
思いっきりぎゅっと
そう もっとぎゅっとして
あのね えと すごく幸せすぎるせいで
めちゃくちゃ笑ってるのに涙止まんない
八千年を超えたヤチヨの、思いっきりぎゅっとしてほしいという願い...もう、こっちが涙止まんないですね。
(本編ライブシーン待ち、Ex-Otogibanashiの最後の汗をかいている3人のシーンを見てください。)
笑ってるのに涙止まんないはまさしくこのシーンのことで、ついに辿り着いたこのライブは楽しいけど、それでも涙が止まらないんでしょうね。ほんとによかった...
キミが言いそうな事書いた
書いて書いて書きまくった でさ
私は適当に聞くんだ
そしたらそれが答えるんだ
あくる日もあくる日もあくる日も
退屈で寂しくって悲しくって
泣きまくって叫びまくり八つ当たって
それも飽きて死にたくって
八千年という長い日々で、つらくて壊れそうなかぐやを表しているんでしょうね。でもそのつらい日々を乗り越えて、あくる日もあくる日も大切なメロディを思い出して、辿り着いた景色はどれほど儚くてきれいだったんですかね...
キミと今見てるこの景色
何億回夢見ただろう
キミの歌届けば
Ex-Otogibanashi
この目をまっすぐ見て
一瞬でときめかすから
何億回夢見たかもわからない景色、彩葉の歌は彩葉に届いたおとぎ話...
この目を真っすぐ見て、一瞬でときめかすから。これはもう、彩葉にもう一度好きになってほしかったんですかね。これはもう、全員に向けたファンサかと思いきや、彩葉に向けてストレートに投げられた告白...?
Exというのは、いろいろ考えられますよね。Extra?かつての?Extend?どれをとっても、ヤチヨの想いが良くあらわされた、ハッピーエンドにふさわしいおとぎ話ですね。
瞬間、シンフォニー
これも多分、かぐや視点の曲ですね。でも、さっきの曲とかなり対比している気がします。うれしい感情というより悲しみにあふれている気がします。
どんな明日が来ても笑えるように 今を生きてゆこう
そうやって決めたのに 変わらぬ今日を夢見てしまうよ
もう、お迎えはすぐそこに来ている。それでも、今を生きていく。そうやってかぐやは決意したんでしょうね。それが特にうかがえるのが花火大会のシーン。そうやって決めたのに、彩葉と明日も変わらないという夢、それを見ている...
もっと衝動的な音で もっと感情的な歌で
サヨナラを彩るシンフォニー
憧れた景色は思ってたよりも
ずっと複雑で自由でキレイで儚くて
衝動的な音、感情的な歌、サヨナラを彩るシンフォニー...まさしく、この曲を完全に指していますね。最初に憧れた、彩葉と目指そうとしたライブのステージはきっと、かぐやにとって一番キラキラと輝いていた夢だったんじゃないでしょうか...
繰り返しだけの月の世界と違う、複雑で自由できれいで儚い、一瞬しかないステージはいつまでも心の中に。
何千年が経ったって 何万年が経ったって
きっと この一秒は永遠に続いてゆく
始まること 終わりゆくこと
そっと 今、君が笑ってくれたこと
それを運命だと言うなら 全部抱きしめてみよう
うーん...本当にこの歌詞はかぐやすぎますね。何千年がたって、何万年がたって、確かにかぐやの心にはこの景色がすべて残っていました。終わりゆく彩葉との日々も、彼女が笑ってくれたなら、この運命も抱きしめる覚悟をかぐやは決めたんでしょう。
この歌詞をかぐやが歌っているときの彩葉の想いは、「バットエンドになんてさせない」。初めの構図と完全に真逆。
世界が彩りに満ちてゆく
涙も笑顔も照らしてゆく
彼女の世界は、きっと地球に来てから彩に満ち溢れていたはずです。彩葉との日々は確実に色鮮やかな日々だったはずです。
帰らなくちゃ 帰らなくちゃ
だって それもまた愛すべき運命
最後まで ねえ、最後まで
まだ 新しいメロディーを歌い続けていたい
終わらない旋律を奏でてよ
帰らなきゃいけない運命を受け入れていても、それを愛していても、最後まで彩葉と歌い続けていたい。終わらない旋律を奏でてよ...最初に彩葉がキーボードを弾いてくれた時からかぐやの心情はやっぱり変わっていないんですね。
かぐやの悲しい部分、でも成長した部分が明確に描かれた素晴らしい楽曲だと思います。一週目からストレートに泣かせに来ている曲だと思いました。
Remember
さて、一度ここでRememberを挟んでおこうと思います。時系列的には始まりの曲ですが、Replyとセットで話したかったので。
この曲は、ここまででたびたび登場していた「彩葉に伝えるメッセージ」そのものです。この曲があったからこそ彩葉がヤチヨに会えたし、ヤチヨも彩葉に再会できたわけです。真実を知った後のこの歌詞は深い意味を感じさせます。
埃をかぶったノート 中身なんて覚えていないけど
たどたどしいピアノ ほの甘いパンケーキ なぜか懐かしい
埃をかぶったノートっていうのは、かぐやとの日々を綴った思い出でしょうか。もう、8000年という月日が記憶をかすれさせてしまったでしょう。
それでも、あのピアノとパンケーキを彼女が忘れるはずがありません。
あやふやな物語歩こうとして
何一つ上手には描けなくて
涙がこぼれだして気づいてく
大人になってく今日にいるんだって
あやふやな彩葉との日々、でもかぐやと彩葉のために、描かなきゃいけないんですよね、ヤチヨは。でも、うまく描けなかったんですね。想いがあふれ出して、涙がこぼれて、8000歳になって気づいたんですね。あのおとぎ話の世界にいるって。
小さな願いは確かな道標
微笑む明日はきっとそばにあるから
彩葉と出会うという彼女の願いは、確かに道標として8000年彼女を導いていました。3人が微笑み合って交差する地点は、そばにあるんでしょうね...
あなたの世界はそこでは終わらない
眩しい日々がどこかで待ってるから
かぐやはヤチヨとなって、必ずまぶしい日々にたどり着く。この曲は、その第一歩だったわけだと思います。
1周目は普通にいい曲なんですが...2週目はとてもやばいですね、感情が...
ここまでのメッセージ性に気づければ、ヤチヨの「あれはもう届いたから、お役目完了~」という言葉が深く、重くのしかかります。
ちなみに、この曲のBPMは168らしいです。どこまでも彩葉に向けた曲なんですね。
大切なメロディは流れてるよ
あなたのハートに
Reply
ReplyはまだMVがないですが、公開されたら更新します。マジで楽しみにしています。本当に...
この曲は、彩葉からのかぐやにメッセージを伝える、またはかぐやから彩葉に伝える、そんな曲だと思います。
瞳映る 静かな世界 なにを見てたんだろう
優しい思い出 ふさいだ鍵穴
さわれない きみだけの彩
瞳に映る静かな世界...ツクヨミですかね?そこで彼女は何を見ていたんでしょうか。優し思い出、ふさいだ鍵穴(運命をこじ開けることをあきらめたとか、そういう感じ?)。もう、ずっと触れられない彩葉に想いを馳せる気持ちをかぐやが表現していそうです。
この一瞬が最高のパーティーなんだ
全部ぎゅっと憶えてようよ
まぶしい日を
ねぇ もっとフザけて
夢だけ シェアして
ありふれてる好きな物にずっとまみれて
彼女にとって、この最後の卒業ライブが彩葉と過ごせる最後の時間。ふざけて、夢だけシェアして、すべてを忘れないように。
ありふれてる好きな物にずっとまみれて、というのは引っ越す前のあの部屋のようにも感じられますね。かぐやは、好きなものにまみれて最後を過ごせて幸せ...だったんですか?
君といたあの部屋も電子の海も
胸のなか つめ込んで タカラバコにしまおう
ねぇ もっとはしゃいで
アンコールないのって
おねだりして
とびきり
キラめいてうたおう
彩葉といたあのボロアパートも、ツクヨミも、胸の中に詰め込んで、宝箱にしまってカグヤは帰る...はしゃいで、おねだりして、キラめいて...まさしくかぐやを表現しています。最後に自分は楽しかったって、伝えているんじゃないんですか?
さて、ここからは2番の歌詞です。歌詞を全部眺めればわかりますが、ここから視点が変わって多分彩葉からのメッセージになっているんだと思います。かぐやが帰った後、これで終われるわけがないと作った続き。どんなメッセージが込められているか...
当たり前の結末なんて いらないって笑ってた
破天荒ばっかりで それでもまっすぐで
鈍らない きみだけの声
当たり前の結末なんていらない、ハッピーエンドまで連れて行くと言っていたかぐや。めちゃくちゃだけどまっすぐで、鈍らないかぐやのことが彩葉は好きだったんでしょうね。
迷わず歩いて(いたね)
気づけば遠くに(いたよ)
同じエンドに連れてってくれる
そう思ってたけど…
同じハッピーエンドに二人で行けると思っていたけど、気づけば二人は遠く離れてしまった...
昨日の続き(喋りたかった)
くだらなくても(ちょうどよかった)
並んでたかったよ ごちゃつく隙間で
聞き分けのいい(フリはもうできない)
飛び立つ背中(追いかけてみたい)
本音を聞かせて
ただ叶えてみたいから
もう、すべてがかぐやに対するメッセージですね。やっぱり、バッドエンドは嫌なんです。もう一度、二人で会いたい...そんなメッセージが良く聞こえてきます。
地図をつなごう
ねぇ 心 揺らして
笑顔も シェアして
ありふれてる好きな物にずっとまみれて
心も笑顔もシェアして、二人でいたい...彩葉もかぐやも、ありふれてる好きな物にずっとまみれて幸せになりたいんです。
君といたあの部屋へ電子の海へ
もう一度 飛び込んで タカラバコにしちゃおう
ねぇ ずっとはしゃいで
アンコールかさねて
また新しい景色の
物語をえがこう
懐かしい思い出にもう一度飛び込んで、今度こそ二人が出会う日に、新しい景色に、ハッピーエンドへと向かう彩葉の気持ちが思い浮かびますね...
まさしく、Reply。かぐやからのメッセージに彩葉が答える歌なんですね。
この一瞬を最高のパーティーにしよう
そしてそっと同じ明日へ
大切なメロディ
そして、この二曲の最大の共通点
大切なメロディは流れてるよ
あなたのハートに
この一瞬を最高のパーティーにしよう
そしてそっと同じ明日へ
かぐやにとってこの彩葉から受け取った歌は生きる希望だったはずです。8000年を耐えたのも、この返事を思い出していたから。愛ですね...
ray
このMVはもう、すごいすね。内容としては、映画の後日譚みたいな感じなんですが...情報量が多すぎますね。
お別れしたのはもっと 前の事だったような
悲しい光は封じ込めて 踵すり減らしたんだ【Official MV】ray 超かぐや姫!Version / かぐや (cv.夏吉ゆうこ)、月見ヤチヨ (cv.早見沙織) from #超かぐや姫 !
8000年も前にお別れしたヤチヨは、悲しい光...思い出を封じ込めて今日まで耐えてきたんですかね。日本中を歩いて、踵をすり減らしてその日まで過ごしていたんですかね。
しょっちゅう唄を歌ったよ その時だけのメロディーを
寂しくなんかなかったよ ちゃんと寂しくなれたから【Official MV】ray 超かぐや姫!Version / かぐや (cv.夏吉ゆうこ)、月見ヤチヨ (cv.早見沙織) from #超かぐや姫 !
その時だけのメロディー...つまりは、大切なメロディーですね。しょっちゅうそれを口ずさんで、今日まで耐えてきたんでしょう。
寂しくなんかなかったよ、ちゃんと寂しくなれたからというのはどういう意味か...考えたけどなかなかわからなくて調べたんですが、かなりしっくりとくる考察がありました。寂しくなれるということは想う人が、思い出があるんですよね。寂しくはない、寂しくなれるあなたがいるから...もう、やっぱり愛ですよね。
いつまでどこまでなんて 正常か異常かなんて
考える暇も無い程 歩くのは大変だ
楽しい方がずっといいよ ごまかして笑っていくよ
大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない【Official MV】ray 超かぐや姫!Version / かぐや (cv.夏吉ゆうこ)、月見ヤチヨ (cv.早見沙織) from #超かぐや姫 !
8000年生きるヤチヨが正常か異常か、もしかしたら彼女自身で自問したのかもしれません。考える暇もないほど、彩葉とであるまで歩くのは大変だったはずです。楽しいほうがずっといいよ、ごまかして笑っていくよ...もう最後のヤチヨそのまんまですね。
「どうしてヤチヨはずっと笑っている」
「それがヤチヨだから」
彩葉がいない世界はつらいけど、その痛みは忘れても消えるはずがない。だから、ずっと笑って楽しく彩葉を待つ...ヤチヨらしいですね。
「私みたいになっちゃったんだ」
これは、無理して笑ってごまかしていた彩葉みたいになってしまったヤチヨに対して向けた言葉。この歌詞は、長い間待ち続けるヤチヨの歌詞なんですね...
大丈夫だ この光の始まりには 君がいる
【Official MV】ray 超かぐや姫!Version / かぐや (cv.夏吉ゆうこ)、月見ヤチヨ (cv.早見沙織) from #超かぐや姫 !
始まりの七色のゲーミング電柱の前にいる彩葉...ヤチヨは彩葉に再会できた時どれほどの気持ちがあったのか。それを抑えるのにどれほど苦しんだか...それが、想像ができる人はいるんですか?
このMVについてはあとで詳しく語ろうと思います...
メルト
メルト 溶けてしまいそう
まあ要するに、かぐやの彩葉が好きで好きでたまらない!っていう気持ちですよね。ここから始まるアレンジが好きすぎる。Dropsで一気に現代風メルトが流れ出す...めっちゃかっこいいですね。個人的にはこういう感じの曲調大好物なので、この時代にメルトが生まれ変わっているのはとても喜ばしいことです。
朝 目が覚めて
真っ先に思い浮かぶ 君のこと
思い切って 前髪を切った
「どうしたの?」って 聞かれたくて
朝目が覚めて真っ先に思い浮かぶ君のこと...かぐやはもう彩葉のことが大好きですから、その愛を歌った歌詞なんでしょうか?やはり。
メルト 溶けてしまいそう
好きだなんて 絶対に言えない…
だけど メルト 目も合わせられない
恋に恋なんてしないわ わたしだって 君のことが …好きなの
うーん...かぐやすぎる。でも、好きってめっちゃ言ってますよね...お前ヤチヨなのか?いやぁ...?個人的にはメルトはかぐやから彩葉へのラブソングでいいと思うんですよね。
「しょうがないから入ってやる」なんて
隣にいる きみが笑う
恋に落ちる音がした
しょうがないから、みたいなのは彩葉が良くやってましたよね。この歌詞とは少し違ってかぐやが強引におねが~いってする感じですが、まあ彩葉に近い雰囲気を感じさせられます。
想いよ届け 君に
お願い 時間をとめて 泣きそうなの
でも嬉しくて 死んでしまうわ!
結婚しよ~?と言っていたというかぐやの想いがここに詰まっているんでしょうね。時間を止めて、この日々がずっと続いてほしいという本音、うれしくて死んでしまうわ...
メルト 駅についてしまう…
もう会えない 近くて 遠いよ だから
メルト 手をつないで 歩きたい!
もうバイバイしなくちゃいけないの?今すぐ わたしを 抱きしめて!
…なんてね
駅についてしまう、要するに迎えの時が来てしまうんでしょうね。駅に来る電車というのは私たちを家に運ぶ手段。それと同じように、迎えが来ていると。もう会えない、近くて遠い、そんな二人の関係。やっぱりかぐやは彩葉とずっと一緒にいたいんでしょうね。それでも、帰らなくちゃいけない。それが運命だから...それが詰まった一言が、「...なんてね」なのかもしれないですね。
最後に...
音楽に関しては、本当に語ることが多いので長くなってしまいました。この記事はもともと10000字程度で完結させる予定だったんですが、どうやらこのパートだけで20000字書いていたようです笑
しかしながら、超かぐや姫!の本質は音楽ですので、その部分を目一杯語ることが出来て非常の楽しかったです。ここまで読んでくださったあなたもありがとうございました。しかしながら、まだまだ語り足りない内容はあります。もう少し、お付き合いいただけると幸いです。
MV考察
せっかくこんな素晴らしいMVがたくさんあるので、いくつか考察していきます。
全体的にふわふわとした、こんな感じの考え方もあるんじゃないかな~っていうのがあ多いと思います。ぜひ、あなたの考察を聞かせてほしいです。
Remember
1番~2番は、そのまま普通に日常を過ごす彩葉が描かれますが、最後のサビからは彩葉の日常の周りにはたくさんの海洋生物が漂い始めます。
独りきり 今 空を見上げても
という歌詞がありましたが、独りじゃなかったんです。いつもヤチヨは、彩葉を見守っていたんじゃないんでしょうか。

スマホの数字にも、いろいろ意味がありそうで考察が捗ります。本編でも、Rememberを聞いているときの時間は22:34でした。意味は...思いつきませんが、何かあるかもしれないですね。
一方で、本編では1:18 -2:35というように、しっかりとRememberの長さである3:53になるようになっているんですよね。このMVの29には何か意味があるのでしょうか?
こちらもあまりよい解釈は思い浮かばないのですが、2:29といえばめったに来ないうるう年の2月29日が連想されます。めったに来ない日、2月29日よりもあなたに出会う日のほうがめったに来ないということを表すのでしょうか?
また、29日といえばコラボライブ前日で、その日は新月です。月のような存在である彩葉がいないヤチヨは新月そのものであり、ライブ前日というのは彩葉と出会う、その直前に今ヤチヨがいるということを示すのでしょうか。
合計で2:58、178ということなんですが、168ならここでも彩葉を表していてしっくりくるのですが少しずれていてよくわからないですね...
また、新月の周期は29.5日、29では少し足りないんですよね。次の新月までは、少し届かないという意味があるのかもしれません。
星降る海
まずそもそも、この風景自体があの水槽を表していますよね。水槽の中に浮かぶヤチヨ、つまりはあのタケノコの機械。
そして、後ろの背景が月→地球→昔の地球→ツクヨミの順で移り変わります。そして最後には、朝が訪れる。ヤチヨのすべてを表したMVとまで言えると思います。
Ex-Otogibanashi
明らかに泣いているシーンがありますね...彩葉を見つけた、ヤチヨが抑えきれなかった、涙なんでしょうかね。

これは、本編でいうところの月人を撃退しているヤチヨなわけですが、ここで使っているインターフェース?が月人が映し出していたものとそっくりなわけですよね。やはりこのツクヨミという空間は、月人の技術を利用した世界なんじゃないんでしょうか。

このシーン、左側が赤い背景、右側が青い背景ですが...
左側のシルエットはおそらくかぐやを表しますね。作中で、二人の目にEとXが映し出される描写があったのですが、かぐやは左目に赤いEが、ヤチヨは右目に青いXが映し出されていました。色も左右も、髪形も完全に一致していますね。
この歌詞である、私は誰?というのは、このシルエットこそが本当の私、だから気づいてほしいのという意味ですかね。
ray
多分、一番語ることが多いです。それほどに話題になったMVですから。コメント欄にもたくさん素晴らしい考察があったので、それらを参考に書かせていただきます。
泣いている彩葉を抱きしめる優しかった母や、酒寄一家の家族の関係性、兄と彩葉の関係性が垣間見えます。
彩葉がチャットでヤチヨに相談していたり、窓越しに彩葉の本音が見えるシーン、窓越しに地球を眺めるかぐやなど、本編には全くなかった続きという感じがすごいMVですね。

このあたりでは、月がどんどんと動いていきますが、まるで時計の針のようですね。時の流れ、8000年というかぐやが待ち続けた時間を表すのでしょうか。
月夜見と書かれた鳥居から、天照須に代わり、夜のツクヨミが明るい太陽に照らされて、みんなが海で、水着で、踊っている。暗がりの道は、明るいみんなに照らされて、もう一度海に行こうという願いは叶ったんですね。
チャットに相談していた彩葉の涙、勉強を頑張っている彩葉にうまい棒を差し出す、(おそらくですが)かぐや。そして窓の外を眺め、もう一度地球に行く決心をしたかぐや。8000年という長い時を共にしたFUSHIへキスをするヤチヨ...
いろいろな追加描写が多すぎて、情報量がとんでもないことになってますね笑

このハイタッチは、rayのMVのオマージュですが、この場合は別の意味も含みそうですね。この後語りますが、これはヤチヨがかぐやの肉体に、後は任せたっていう意味合いとして、バトンを受け渡すようなハイタッチをしているのではないでしょうか。
まだまだ、細かいネタは続きます。小さな部屋で3人は10年前の思い出に、3人で浸っていたんですかね。
そして突然の鬱描写、この泣いているかぐやは戦時中に命の儚さに絶望しているんじゃないでしょうか。
そして、かぐやの叫びを聞いて光に包まれるヤチヨ。在りし日の自分を見て、あの日々が、キラキラとした夢のような日々がフラッシュバックしてしまった、そんな感じがします。
そして、なぜか子供になった彩葉がかぐやに抱き着くシーンがあります。この彩葉は母へのトラウマで閉じこもっていた彩葉を示していて、それを助け出したのはかぐやなんだというのがしっくりきます。だからこそ、その逆としてヤチヨではなく、あの最初の部屋にいた、黒い服を着たかぐやが彩葉に抱き着いて泣いているシーンが描かれているんじゃないんでしょうか?
先ほど述べた、後は任せたとはどういう意味か。そもそもこのMV富士山の頂上へと登っているかぐやと彩葉のシーンから映し出されます。
「やっとここまでこれたね」
そもそもなぜ富士山へ、ここまで登ってきたのか。それは彩葉が書いていたメールから読み取れます。
かぐやを本当の意味で人間に...
竹取物語でも、最後は帝は不老不死の薬を山頂に持っていって焼いています。それと同じように、山頂であのタケノコの機械、月の超テクノロジーである実質的な不老不死の薬を捨てることにしたんでしょう。しかし、そうするとなぜ肉体を手に入れ、人間にもなることができたのに、ホログラムのヤチヨが残っているのか。
おそらくホログラムのヤチヨは人間史を見てきた、ツクヨミのみんなが好きなヤチヨという人格があって、だから彩葉が大好きなかぐやとは別の存在として確立したんじゃないんでしょうか。かぐやの髪飾りは太陽、月とは正反対の髪飾りをつけているので最終的にはヤチヨとかぐやが対比の存在として描かれたのだと思います。ですが、このかぐやも元はあのヤチヨの中に封じ込められていた存在ですから、それを託すという意味であのハイタッチのシーンが描かれたのだと思います。映画最後の、かぐやはライブが8000年ぶりで、ヤッチョは先週ぶりと言っていたのは、純粋なかぐやという人格が8000年ぶりに、現実となって生まれたことを意味するんですかね。
最後はマーガレットの花畑の上でかぐやと彩葉が手をつないでいる。マーガレットの花言葉は「真実の愛」
でも本当に、3人でもう一度ライブをしている姿が、笑顔が眩しいですね。もう、とりあえず難しい話全部抜きにして泣きましょうよ。
小ネタの数々
この映画最大の魅力とも言っていい、小ネタの数々。2週目だからこそ気づけるものには特に感動します。
8000年という重み
ヤチヨは、やはり8000年彩葉を待ち続けてきたんだと思わせるシーンが多数あります。
例えば、星降る海では所々で彩葉のほうを見ているかのような描写が多数存在します。1週目ではなかなか気にしなかったことですが、2週目ともなれば気づく人が多かったと思います。何度も言っていますが、ちびヤチヨもたくさんいろはに寄って来ていて、8000年ぶりに出会えた喜びを抑えつつも、爆発しているんだと思います。「いつも来てくれてありがとうね、彩葉」というセリフも、一週目はファンの名前をしっかり憶えているカリスマアイドルかと思いきや、その言葉にはあまりにも深い想いがこもっていたんですね...
「いとかわゆし」というセリフも、ヤチヨの8000年越しに出会えたことの嬉しさ。でも自分とは違って素直に想いを口にできる自分...そんな切ない感情も含まれた、素晴らしいシーンだと思います。
どの曲も、結局は彩葉に向けた曲でヤチヨが8000年、どのような想いを込めて生きてきたかがよくうかがえます。Ex-Otogibanashiの歌詞である、
「キミと今見てるこの景色、何億回思い出したろう」
という歌詞は、気づいたときに崩れ落ちてしまいました。映画を見る前からEx-Otogibanashiなどはリピートしていたのですが、映画を見る前と見た後では曲の楽しみ方が全く違います。歌詞の一つ一つが、イヤホンから重くのしかかってくる、そんな感じがしますよね。
それから、ヤチヨの8000歳という設定は最初から設定ではなかったんですね。名前からしてもそう、八千代は8000年を意味していて、その思いがどれほどのものかを映画を見終わった後に思い知り、涙が止まりませんでした...
あま~いパンケーキ
ヤチヨは、8000年前の夢のような甘いパンケーキが忘れなかったはずですよね。それが良く垣間見れるシーンがいくつも映画本編にはありました。
例えば、コラボライブの直前のヤチヨのセリフ。
よよよ...ヤチヨは電子の海の歌姫なので食べられないのです
懐かしいほの甘いパンケーキはヤチヨの中でキラキラと輝く夢...ギャグ風に描かれているこのシーンですが、ヤチヨからしたら本当に食べたいんでしょうね。
そして、8000年を受け止めた彩葉とヤチヨが話しているシーンの
また彩葉と一緒にパンケーキ 食べたいなぁ
この声があまりにも、切ないですね。
でも、最後にはきっと彩葉がかぐやと一緒に甘いパンケーキを食べる夢をかなえてくれたはずです。そういうイラストどっかにないんですか?
また、エンドロールの後に判明するツクヨミの全体像。ツクヨミ自体が実は、おっきなパンケーキになってたんですね。真ん中の島はバター、周りの海の水はシロップ。ヤチヨは彩葉とであればそれでいいって、言ってましたがやはり忘れられないんでしょうね...
満月の夜
迎えが来た2030/9/12は、本当に満月です。この日に絶対に映画を見ます。22:49にかぐやのいない喪失感を彩葉と感じたい...
そして、初めてのコラボライブをしたあの日は8/30です(スマホのカレンダーより)
8/29は新月であり、コラボライブをした日は二日月、月の明かりが見え始める時期です。ヤチヨにとっては月とは彩葉のことで、ついに彩葉とのライブができる...本当の月の光に照らされ始めるということを表したりするのでしょうか?
Exの意味
Exという言葉には、いろいろな意味が考えられます。
それ単体を接頭辞として考えれば「前の~」、「元の~」という意味が考えられます。
前の、元のちょ~バッドエンドなおとぎ話を塗り替えた、ということでしょうか。
もしくは、これが何らかの単語の略と考えれば...
ExtraやException、ExtendやExtremeなどいろいろありそうです。
Extra 「追加の・特別に」 追加のおとぎ話を、自ら描いた
Exception 「例外」 月に帰らなきゃいけないなんて、そんなのいやだ
Extend 「伸ばされた・延長された」 このお話には続きがある
Extreme 「極端な・非常に」 超、ハッピーエンドな
どのようにとらえるかはあなた次第。個人的には、Extremeで超おとぎ話っていう感じも好きです。
また、EとXが目に映し出されるシーンが、ライブシーンでありましたね。
かぐやが左目に赤いE、ヤチヨが右目に青いX
左目とは、右脳に連携され、感情や直感につながります。そして、赤は情熱の赤。はちゃめちゃで、みんなを巻き込むかぐやのようですね。
右目とは、左脳に連携され、言語や論理的思考につながります。そして青は、冷静の青。冷静で、論理的なヤチヨのようですね。
また、作中ではたびたびツクヨミの象徴としてヤチヨは描かれます。一方で、rayのMVなどを見たところからもわかるように、それの対比として、アマテラスとしてかぐやは描かれます。
神話では、イザナギが川に潜って左目を洗うとアマテラスが、右目を洗うとツクヨミが生まれました。まさしく、この二人のことを指しているのではないでしょうか?
音楽のパートで考察したように、Ex-OtogibanashiのOfficial-MVにも同じような演出があり、まさしくかぐやとヤチヨにマッチした、うまく対比されたかっこいい演出なわけですね。
細かすぎる小ネタ
本当にただただ小ネタ、って感じのものを寄せ集めました。
- 猫をかわいがって、こういうのほし~って言ってたかぐやがその日のうちに犬DOGEのキットを買っている...
帝ってさ~(負け嫌い)だよね、とか武器ってさ~(交換できるの?)みたいに、KASSENの中でもかぐやが彩葉に相談して、それを作戦としてちゃんと実行したんだろうなっていうシーン
こういう、キャラがなぜその行動をしたのかが全部明確にされてた気がする。 - お風呂場でかぐやが城を泡で作っていた...楽しキングダムはここに何か関係するかも。でも、城の意味は結局分からないです。
- 星降る海のライブシーンで突然ツクヨミが水に満たされる演出、ただの演出としてとらえても美しいですが、8000年分のヤチヨの涙だと考えたら...胸が痛いですね。
- ヤチヨカップの結果発表の時、黒鬼→かぐやに合わせて、松→梅と背景が変化していた。松は長寿、繁栄を意味して、梅は寒さに耐え、他の花に先駆けて美しく咲くという意味がある。まさしく、といった感じですね。
- バイトの連絡のチャットを見る限り、彩葉が毎回誰かが休んだ時にシフト入ってくれない?という頼みを断れていないことが伝わります。
- メンダコの由来は、仮面をかぶっているように見えるというところから。つまり、作り笑いという仮面をかぶるようになったヤチヨそのもの。そして、メンダコは別名パンケーキタコ。どこまでも芸が細かい映画...
- 彩葉の父の名前はともひさ。どこで見つけたか...ヒントは*3
- 彩葉がかぐやが帰った後に棚を開けまくるシーン。またあの時と同じように、ひょっこり棚から「ココダヨー」と、出てきてほしかったんでしょうね。
- 先生の反応一つをとっても、彩葉の成長ぶりがうかがえます。受験対策の相談を乗ってくれませんかと彩葉が自ら、先生を頼ろうとしてくれたのがうれしかったんじゃないでしょうか。
- この映画、やけにかにが出てきましたが...月の模様がカニに見えるとか、かぐやと彩葉の仲良しのやつとかでVサインが良く出ていて、それがカニに見えるからとか、そういう関連要素もありそうですよね。
- ないっしょ、の後に流れているインストの曲名は「IROHA'S Dancing All Night」
もう一度、かぐやと踊りたかったんでしょうね。
その他余談
- えっと、書いている時間も順番もバラバラで、深夜テンションと普通のテンションの文章が混じりまくっていますが、許してください...
- だいぶ表記が揺れている気がします。気づく限りは修正していますが、やっちょとヤッチョが書いている途中で混ざったりしました。でも、彩葉といろはは特に気を付けて使い分けているつもりです。そこで指すのがツクヨミでのいろはかリアルの彩葉であるかで大まかに分けて、でも感情的とか、本質的に深く彩葉のことを思う時などは彩葉としています。少しばかり振り返れば確かに...となってくれるはずです。
- トリノコシティでの解釈を書いているときに、こんな感じにしたんですが、
本当の自分を隠していろはと接し続ける必要
→これはバーチャル的ないろはで、嘘の自分で接しているからいろはのまま
目の前にいる在りし日の自分は本音を彩葉にぶつけていました
→バーチャル的ないろはとの会話をイメージするが、本音をぶつけるというのは本質的に彩葉と接している - ところどころ、そのパートの文字数にも意味を持たせたりしています。多くはないですが、イースターエッグ程度に。
- もともと、この記事は10000字で終わらせる予定でした。でも、二週目したりしているうちにちょっとそれで終われなくなって...気づけば40000字も語ってしまいました。
-
だれか、音楽的解釈をしてほしいです。
リメイクによって変わったコード進行とか、ReplyとRememberの差とか、めっちゃ知りたい...そういう記事を書いてくれたら絶対見に行きます。 - それと、どうやら小説版ではいろいろと補足?もあるそうですね。少し窮屈だと感じたのも、小説を読めば解消されますかね。早く読みたいところです。転売ヤー許さん
- ついでに、コミカライズ版もあるそうです。記事を書きつつ並行して読んでいるんですが、細々とした映画との差異があって楽しいです。そこから新解釈を得られたり、新設定が得られたり、めちゃめちゃ楽しいです。
【速報!】
— ファミ通文庫 (@FB_twi) January 28, 2026
『超かぐや姫!』ノベライズですが……なんと!
多数のご予約をいただきまして〝発売前重版〟が決定!
皆様のご期待のおかげです!
本当にありがとうございます!
ノベライズは1/30(金)発売!
詳細はこちらをチェック!https://t.co/DQ3mSaQnsG#超かぐや姫 #CosmicPrincessKaguya pic.twitter.com/PcPutDC7ft
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— カドコミ (@Kado_comi) January 23, 2026
🌸新連載🌸
『超かぐや姫!』
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👇今すぐ読む👇https://t.co/hBB2se499L
月のお姫様×世話焼きハイスペックJK!
話題アニメをコミカライズ!
漫画:米田タロウ
原作:スタジオクロマト・スタジオコロリド#カドコミ pic.twitter.com/iiajcntsxE
蛇足
自分語りにはなるのですが最後に少し話したいことがあります。皆さんは、どうして生きていますか?というか、人間の生きる意味ってなんだと思いますか?何か大切なものを見つけていますか?それとも、ただ茫然と?生きる意味もなく?
この映画では、生きる意味についても触れられていましたよね。最初彩葉の生きる意味は漠然としていて、ただ母に認められたいからという感じ。ですが、彼女は彼女なりの「やりたいこと」を見つけ出し、進んでいく...
私もつい最近までは、生きる意味もなく生きていました。生きるために生きるって感じで。でも、いつからかこの世界に彩が付いたと思います。いつかは覚えていないんですが、なにかの物語に感動したことがあったんですよね。そうしたら、今生きているこの世界にも感動できるようになったと思います。色々な物語が、感動させるものが私を変えていったんだと思います。
私は、感動に変えられました。だから、自分が感じた感動をいろいろな人に伝えたいんです。私にとって人間が生きるのは、感動を伝えていくためだと思います。どんな事も、自分が感動したことを、それを繋ぐことが原動力だと思っています。この記事も、誰かに私の感動が伝わってくれればいいな、というのがすべての始まりです。
最後に
長々と語ってしまい、申し訳ございませんでした。気づけば、5000 10000 15000 20000 25000 30000 40000字以上は語っていたらしいです。...いや、申し訳ないなんてことはないですね?こんだけ素晴らしい作品なんですから、ここまで言葉があふれるのも必然のはず。
映画を見た後、どうしても感情の行き場に困ったんですよね。感謝!感激!雨アラモード!って感じになっちゃって。ここ、こういうことやん!とか、ヤッチョ~~とか、そういう感情でどうしようもなく高まりすぎてたんですよね。たぶん私は、この映画に恋しちゃったんです。どのシーンを見ても、どの曲を聞いても、目頭が熱くなってしまう。この映画を見れる時代に生まれられた私は果報者なのです~
だから、ここで気持ちを一気に開放できてよかったです。この感動を、誰かに伝えたい。それが私の生きる意味なので。
ここまでの話、正直あんまり映画もアニメも詳しいって程でもないやつが書いたものなので、これはこうじゃね?とかどんどんコメントにお願いします。感想でも何でもいいです。共感させてください。新解釈の登場...!って感じで反応させていただきます。かぐや道は深いですからね。
ふぁ~、お眠。さすがに、ここまで長い文章を書いたのは初めてなので疲れました。
最後に、まだ見てないけどまあ記事をちょっと読むか~でここまで来た人、この思いを共感してくれる記事はどこだ...とここまで来た人、考察とかが気になってここまで来た人、全員に伝えたいことがあります。
今、超かぐや姫!を見てください!!
うっけたま・かしこま・つかまつり~!って感じで、すぐに。
2回でも3回でも、8000回でも。
そして、感動しましょう!新しい発見をしましょう!
私も、行ってきます。

きっとまた、違う景色が見れるはずなので。
それじゃ、さらば~い。
©コロリド・ツインエンジンパートナーズ
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